ウェブページにおける弱者とは?
ストレスを感じている人がいる事を
忘れてはいけない。
視覚障害:失視
公的な情報の取得を官公庁や福祉施設のウェブサイトから入手できるようになる(印刷物をスキャンからOCR=文字をテキストエディターに読み込み音声化する方法では、枠線などで読めない場合が多い)。
スクリーンリーダー或いは音声ブラウザと呼ばれる支援技術を用いて操作することとなる。この技術を健全に発展させることによって、他者の介助に依存することなく、情報を入手し、情報の発信の可能性を拡げることに資するものと大いに期待されている。合成音声による音訳など使用する技法に対応する形態での情報提示が課題となる。
視力障害:重度弱視
重度弱視 (ロービジョン)は、文字拡大の手段と、場合により音声の手段を使い分ける事が多い。
紙文書が拡大文字でない場合、テレビなどに拡大表示するメディアもすでにある(拡大読書器)。
コンピュータのディスプレイ上では画面拡大をルーペなどでする場合と、ソフト的に拡大する場合がある。 テキストボックスの表示サイズが小さいと、特に読みづらさが増すので、大きめに設計してほしい、という当事者もいる。 音声による手段については、失視と同様である。
聴覚障害
電話での問い合わせが不自由であるからウェブ上では語句さえわかればハンディは軽減される。
問い合わせ先などでは、キー入力学習未然のかたへFAX番号も掲載することが望ましい。
発声障害
音声スイッチ依存の方針では補われてゆくべきである。
上肢運動障害
ページでのユーザビリティと操作において工夫されれば、スイッチやリンクからのサイト内閲覧移動は可能である。
盲聾
全盲聾(ぜんもうろう)では、高価な点字ディスプレーは、すぐれたデバイスではあるが高価すぎ、また文字数などレスポンスは良いとはいえない。
介助通訳者が閲覧をアシストし説明しやすいサイト構造やナビゲーション・見出しが短く工夫されてゆくと良いようにみえる。